マイ フェアレディ だっ たら いい な
- dave281gordon61
- Sep 20, 2022
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【動画】神田沙也加の歴代CM総まとめ!松田聖子との共演CMやマイ・フェア・レディ舞台動画も! 『マイ・フェア・レディ』写真提供:東宝演劇部 華やかな序曲が響き渡る場内。 カゴを抱えた一人の少女がクラシカルなステップを踏み、舞台上には次々と本作のセットが現れます。 彼女を目で追うことで観客はたちまち作品世界に分け入り、辿り着いたのは活気溢れるコベント・ガーデン。 花売り娘のイライザが上流階級の青年とぶつかって売り物の花を落とし、威勢のいい下町言葉で嘆く場面から、物語がスタートします。 教授は人々の喋り方を聞いただけでそれぞれの出身地を言い当て、自分が喋り方を教えれば、例えばこの娘も6か月以内に宮廷の舞踏会で踊る貴婦人になる、と豪語。 きちんとした花屋で働きたいと思っていたイライザは彼の言葉にひらめき、翌日彼の邸宅を訪問。 お金を払うからきちんとした言葉遣いを教えてほしい、と頼みます。 乗り気になったヒギンズは家政婦のピアス夫人の心配をよそに、レッスンをスタートします。 連日の手を変え、品を変えの特訓に耐えるイライザでしたが…。 『マイ・フェア・レディ』写真提供:東宝演劇部 バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』をアラン・ジェイ・ラーナー(脚本)とフレデリック・ロウ(作曲)がミュージカル化し、1956年にブロードウェイ初演。 63年の日本上陸以来長く愛されてきた『マイ・フェア・レディ』が、東京では久々に、帝国劇場で上演中です。 ふかふかの絨毯が敷き詰められた歴史ある劇場に一歩踏み入るなり、上流階級の社交場が登場する本作との相性の良さを感じ、観劇気分が高まる方も多いことでしょう。 2013年公演から担当のG2さんによる演出は、庶民と上流階級、二つの世界の描き分けが鮮明。 この日のイライザ役、朝夏まなとさん(2018年公演からの続投)は、のびやかで堂々としたたたずまいが階級に関わりなく自尊心を持って生きるヒロインにふさわしく、いっぽうでは貴婦人となって下町に戻ってくると誰も自分に気づかず、ルーツを失ってしまった寂しさを滲ませる立ち姿が、強い印象を残します。 『マイ・フェア・レディ』写真提供:東宝演劇部 『マイ・フェア・レディ』写真提供:東宝演劇部 『マイ・フェア・レディ』写真提供:東宝演劇部 対するこの日のヒギンズ教授は、やはり続投の別所哲也さん。 『マイ・フェア・レディ』写真提供:東宝演劇部 ところで今回、幕切れの演出では(前回公演からの)ある変化が見られました。 (取材・文=松島まり乃) *無断転載を禁じます *公演情報『マイ・フェア・レディ』11月14~28日=帝国劇場、その後埼玉、岩手、北海道、山形、静岡、愛知、大阪、福岡で上演.
『マイ・フェア・レディ』朝夏・神田イライザ初日感想
ペアを固定したダブルキャスト ペアを固定したダブルキャストというのはわりと珍しい気がしますが、現代的で芝居ウマな朝夏・寺脇ペアと、シンデレラストーリー的で歌ウマな神田・別所ペアは確かにそう簡単には入れ替えられないのかも。 演出も違いました。 そもそも朝夏まなとさんのイライザと神田沙也加さんのイライザの魅力が違います。 わかってはいたことですが、実際に続けて観てみると全く別のところで心をくすぐられるのがとても新鮮でした。 朝夏イライザにはドラマとリアリティがあって、神田イライザには夢中にさせるようなヒロイン性がある。 物語の序盤、ヒギンズ教授とピッカリング大佐が「イライザに言葉遣いと振る舞いを教え込めるか」を巡って賭けをしますが、個人的には 「できる」に賭けたくなったのが神田イライザで、 「できない」に賭けたくなったのが朝夏イライザ。 神田イライザはいかにも素質がありそうな雰囲気を醸し出しているのですが、朝夏イライザは正直かなり無理そう(笑)。 でも何が起こるかわからない面白さがあって目が離せませんでした。 夢中にさせる神田イライザ 神田イライザはコヴェント・ガーデンのアイドル。 抜群の可愛らしさ。 ミュージカルで主人公が序盤で自分の望みを歌う歌。 『アナ雪』のヒロインなどをされているので、この辺りはバッチリ。 神田イライザの魅力を感じたのは、クライマックスに向けた別所ヒギンズの一言。 「一緒にいると楽しい」。 別所ヒギンズが神田イライザに向けて発したこの台詞にはものすごい説得力と含みがあって、ハッとさせられたような気分でした。 まさに不意打ち。 神田イライザの場合、彼女に翻弄される周囲の人間たちが面白いのかも。 ちなみに、イライザがヒギンズ教授の元を去るというエンディングが注目を浴びたは、映画『ピグマリオン』を強く意識した演出で、イライザとヒギンズの対等さを意識したキャスティングが斬新と言われましたが、神田・別所ペアからは
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